2011年4月21日木曜日

イン・ユーテロ

 サウジ。4度目。
 12日20:50に成田を出て13日24:15(両方日本時間)にリヤドに着いた。疲れた。

 サウジに来ないとブログを書いてはいけないという縛りがあるわけではないがなぜかそうなっている。

 着いた日は砂嵐がひどかった。その日は日本が唯一の招待国として特別展示をしている国民的祭りジャナドリア祭の開会日でもあったんだけど、砂嵐で国王一行がなかなか来れず開会式が8時間遅れるというパンクっぷり。しかも結局国王は来なかった。早い段階で中止しろよもう…国王参加とあって多くの人(要人もかなり含む)が待っていたらしいじゃない。可哀想すぎ。
 開会式が5時間遅れている頃リヤド空港に着いた僕は、入国審査窓口で3時間待たされ、奇しくもちょうど開会式が始まった頃にゲートを出てきた。並んでたのは各列に30人くらいなもんで、特段死ぬほどの混雑ということはなかったが、最初の2時間は列になんの動きもなく、それでいて何の情報もなく、待たされた。一緒に並んでいたパレスチナ系アメリカ人だという青年が「ジョーク、ジョークだろこれ」とブツブツ言っていた。
 入国係官の入国待ちの人々(特に南アジア・東南アジアからの出稼ぎ労働者)に対する扱いはかなり酷く、列を整理するために先頭の人間の肩と襟元を無言で掴んで動かし、後列の方の人間にはバシバシと肩を叩いて回っていた。おいおい、そいつらの殆どもムスリムなんだから、ムスリム同士敬意を払えよと思った。
 なお、税関ではスーツケースを改められ、CD・DVDケースを開けられ「ノー・セックス、アブソリュートリー?」と訊かれたので、「オフコース!アブソリュートリー!」と元気よく答えると、特に再生チェックなどはせず元に戻された。椎名林檎のDVD数本と、こちらの滞在者へのプレゼントである映画(バットマンシリーズ、007シリーズ)などが入っていたが、事実としてノーポルノだったので自信満々に答えてやったぜ! まあ、再生されたら椎名林檎も007も見咎められる可能性はなくはないが。


 毎回サウジ出張では飯をよく食うせいで弛んでいる腹をさらに弛ませて帰るような状態なので、今回は逆に凹ませてかえってやろうと思い、成田でちょうど腹凹特集だったTarzanを買ってきていた。さっそく2日目からチャレンジしたが、最初のステップのページを開いたところいきなり30種類のトレーニングを要求されて即座に萎えた。なんとか10種類だけやったけど、動きを理解するために腹より脳が疲れた。そして次の日の朝にはしっかりと風邪を引いていた。身体が脆すぎる。。。
 山は超えたけどまだ鼻が詰まる。


 女性の肌と見ればなんでも隠したくなるのがサウジ当局だが、果たしてこれは隠す必要があるのだろうか?内臓もポルノだから?ポルノじゃなくてグロだから?だってカートみたいだから?私がコートニーじゃないから?






















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