普通に仕事した。
僕の仕事は大体足したし引いたり掛けたり割ったりするものなんだけど、計数的なものではない調べものというのも結構あって、最近よく自分にとってわけのわからないことを人に聞いてわけが分るものにしていく作業をしている。
まあ大抵は、なるほどという回答が得られるのだけれども、事案によっては一体だれならその問題を体系的に把握しているのか不明ということがある。その場合も、実は思っていなかった人が担当者ということもあるし、本当に誰も事態を把握していないと思われる場合もある。
引継ぎがうまく行ってなかったり、分掌の狭間に落ち込んでたり、あまりに小さな不具合で誰も気付いていなかったりなど、事情は様々だけれども、そういうことがある。
僕の勤める部署は、かっこよく簡単に言えば経営企画部門なのだけれども、そう大きい会社ではないので、純粋に企画的仕事ばかりとは言い切れず、どちらかというと「経理・総務・人事以外の事務屋仕事」と定義した方が正しいような分掌になっている。
だから上記のような落穂拾いをさせられるのだけど、まあそれも他の部署では出来ないことで、どっかの部署や誰かの見落としを指摘するケースもあるので、面白いっちゃ面白い。
◆ネタ
僕も特段欲しいものがないので…いや、ipodtouchは欲しい…まあ、とにかく、それほど物欲のあるほうではないので、百貨店には特に思い入れはない。
なんで社会的にそうなってしまったのかといえば、スレにもそういう話は出てるけど、若者の収入低下とか先行き不透明感とか財とサービスの飽和とか、ヴァーチャルコミュニケーションの発達とか、いろいろ要因はあってどれも部分的に正解なんだと思うけど、このスレの中で、下のレスにハッとした。
519 : ヘラオオバコ(鹿児島県):2009/07/29(水) 01:06:52.62 ID:4qkhkUkNテレビを信じなくなったからじゃないかな527 : ねこやなぎ(北海道):2009/07/29(水) 01:07:49.76 ID:9b+XJqA+>>519テレビを見なくなったのと物欲がなくなったのと何か関係があるかもしれないと感じる
んー、これは考えたことなかったけど、確かにありそう。
確か、マクルーハンは新聞やテレビをクールな(=情報量が少なく、オーディエンスが補う部分がある)メディア、本とか雑誌をホットなメディア(=情報量が多く、オーディエンスが補う部分が少ない)と言っていた。
オーディエンスの補完代についてはその通りだと思うんだけど、それは情報量とは関係なくて、実際はそのメディアの独立性というか完結性に関係があると思う。
本だって、もちろんそれそのもので完結しているわけでは決してないけれども、それぞれが独立していると見なすのは簡単。だって、この本とあの本について、物理的にどっからどこまでこの本であの本なのかということは、完全に自明だから。
一方TVや新聞は、それは明確ではない。丸一日途切れることなく放送を続けていて、ドラマの途中にCMが入り、CMではCMのドラマが展開され、番組ドラマはto be continuedとなって来週へ続く。ニュースはその時点でのトピックを羅列しているだけで、別にそれらが並んでいることに意味はない。本当はニュースの取捨選択には編集者の意図があるけれども、少なくともそうではないように見せかけている。新聞も同じで、前日の夕方から22時なり0時なりの時点までの情報をピックアップしているだけで、それは一連のものではない。本は、基本的にはある意図の下に一貫して編集されたひとまとまりの内容を持っている。
話はかなり脱線したけれども、テレビというのはものすごく雑多なブリコラージュであって、何かを紛れ込ませるのにはとても適しているとは言える。つまり、広告媒体としてとても優秀だ。読了したら充実感が生まれてしまう本と違って、テレビの前の人間に際限なくメッセージを提示することもできる。
テレビは視聴者を消費へ駆り立てる、というのは偏った見方・言い方だとはおもうけれども、それのための糊代が非常に大きいメディアであることは確か。テレビ(番組)と広告はもう一体のものとなっているといっても過言ではない。
そんなTVが見られなくなってきた理由(モノの飽和とか、ネット世界の成長とか)と消費意欲の減衰は、サイバネティックな(より大きなシステムの要素同士としての)関係にあると思う。
テレビを見ない→広告を見ない→消費意欲の衰退
広告を見たくない→テレビを見たくない→消費意欲の衰退
消費意欲の衰退→広告への興味衰退→テレビを見ない
テレビを見ない人が増える→テレビ広告の衰退→テレビ番組の衰退
→テレビの魅力の衰退→テレビを見ない人が増える
といった感じで。
◆読書感想
これはもうだいぶ前、4月頃に買った本。やっと読み終わった。
やりたいこと・やるべきことをついつい先延ばしにして結局やらなかったり、起源ぎりぎりになって手をつけて無理をしたり中途半端な結果を出してしまったりする習慣を治す方法を紹介している。
この本は文庫だし難しい内容ではないのに、ちょっと読んでは放置、ちょっと読んでは放置、としていた。まさにグズ!
そして本の効果が出てないなw
内容は、まあ多分、~~の習慣とかそういった類の本では常識的内容だと思う。
グズ治療法の骨子は「計画して、実行して、確認して、計画再考」という、いわゆるPDCAサイクルを回そうということに集約できる。
でも個別的内容で、僕にフィットしたものがあったので要約してメモしておく。
◇目標には明確な条件をつける。【p.28】
→計測可能にする
◇わざわざ自分から選んで悪条件下で作業しておきながら、できないのを環境のせいにしてないか?【p.76】
→あるあるw
◇小さな問題を複雑に考えるのはやめよう【p.100~】
→その時必要とされている要件を満たすこと以上のことを考え出すと、仕事終わらないよ?
◇やるべきことをとにかく細分化する【p.136~】
→資格取得とか実務英語力をつけるとか、そういう大きなプロジェクトは分割しないと掛かる時間を予想できないから計画に組み込めない。それに、「そんな大きなことをやる時間はない」と理由をつけていつまでも手をつけないこととになったりもする。どんな大きなことでも、まずは手をつけなければ、絶対に完遂することはない。
◇「気分が乗らないからやらない」のはもちろんのこと「調子が良いから時間を忘れてやり続ける」というのもダメ【p.148】
→二つは表裏一体
◇誘惑に負けそうなときは、簡単に手に入らないことを選んでご褒美にする。例えば、親友にお金を預けておき、仕事を終えたら返してもらうようにする、など。【p.156】
→この例はどうなんだw 確かに、自分から出たものにせよ100万円とか掛かってたらやる気出るかもなあ。
◇セルフモニタリングしろ【p.158】
→レコーディングはセルフ・コントロールの基本か
◇時には大雑把さが重要【p.167】
→不明点があって計画が立てられないなら、それが不明であることは留意しつつ、プロジェクトを先に進めるためにとりあえずの計画を立てる。間違ってたら修正すればいい。大きな仕事も、小分けにして「とりあえず今回はこんだけできればいいか」という大雑把な気持ちでチビチビ取り組むべし。
◇自分でやりたいと思うこともやって、初めて他の仕事にも充実感を得られる【p.205】
◆英語:
gabaテキスト音声リスニング40分くらい
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