◆日記,会計
ここのところ、会社にいなくても、ずっと仕事のことを考えている。
前にも書いたかと思うけど、学生の頃の僕は「実学的なことはくだらない、面白くない」と考えていて、社会人になってからも「仕事人間はつまらない」と考えていたから、今の僕はとてもつまらない人間になっているということになる。。。
何を考えているかといえば、TOCの管理会計制度であるスループット会計を勤め先の管理会計へ導入する方法だ。
先の日記のまとめは、その後さらに1冊本を読んでみた僕が振り返るに、冗長かつ不十分かつ理解不十分な内容となっているので、また後日時間を作って簡潔にTOCとスループット会計のコンセプトをまとめなおそうと思うが、スループット会計が従来の原価計算とは全く異なったものであり、企業の生産性(稼ぎ)を向上させるためにかなり強力な武器になることは間違いないと確信している。
勤め先の実際の売上&原価&製造工程DATAを使って、スループット会計を用いた製品の採算性検討をしてみたところ、これまでの直接原価計算による採算性指標とは全く異なった結果が出てきた。
会社の経営に関わることなので詳細は書けないが、一般的な話に置き換えて書くと、簿記の直接原価計算でいう売上総利益(売上-原料費-労務費-経費)とスループット(売上-原料費)は、要するに労務費と経費の差があるだけで、売上に対するその比率とかを求めたところで、従来の採算性とはあまり差がない。
しかし!スループット会計で言う採算性、つまりCCR(能力制約資源)の稼働時間でスループットを割った数字を持ち出したところで、全く世界が変わる。
製品別採算性順位は、売上高総利益率によるものとスループット/CCR時間によるもので全く違うばかりか、その生産性の高さの差異が全く逆転してしまったような製品もあった。
例えば適当な数字だけど、
製品A: 売上高総利益率 50% スループット/CCR 30
製品B: 売上高総利益率 20% スループット/CCR 60
というような。
そうすると、一定期間Aを作って売り続けたときとBのときでは、稼げる付加価値が2倍違い、しかもBの方が高いという結果になる。売上高総利益率はもちろんAのみを作り続けた時の方が高い。でも、利益額が全然変わるのだ。
しかも、上記をもとに売値を考えると、Bにはまだ値下げ余力があることが分かる。Bの売値を下げて売上高総利益率をさらに下げたとしても、まだまだAよりも稼げるということがわかる。
やばい。これはやばい。革命的過ぎる。
これまでの採算性検討は一体なんだったんだ。
売上高総利益率は、売上高間接費率+利益率以上なければダメ(赤字扱い)じゃなかったのか!?
これはなんとしても僕が担当している事業部幹部にこの指標を取り入れてもらわねばならない。これ、うまく行ったら数億円とかのオーダーで事業部の業績を上げられる可能性があるような…
問題は、どうやって偉い人たちにこの新しい指標を受け容れてもらうかだ。これまでとは根本的に異なる評価基準を導入しろというわけだから、絶対抵抗があるはず。まず僕の上司をオルグするところからスタートだな。
そんなこんなで、ここ数日、オフの時間はTOCの本を買ったり読んだりしていた。
全然オフになってないけど。
◆買った本
◆英会話
土曜に1レッスンだけ受けた。
今回の収穫↓
相手のオファーを丁重にお断りするときの表現は「丁寧な導入+直截な断り」。
スタートを丁寧にすれば、直截な断りの文句を接いでも失礼な物言いとは受け取られないとか。
例:
I wish I could however I have to do XXX, so I can't.
I appreciate the offer but I don't want to.
◆英語
gaba1レッスン
gabaテキスト音声
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